オンド・マルトノは電気鐘の響きを奏でるか? ―黛敏郎と二つの電子楽器―|石塚潤一
一九五四年、春の京都で一本の映画が製作されていた。 大映京都製作の、京都島原遊郭を舞台にした風俗喜劇で、題名を『噂の女』という。脚本は依田義賢と成沢昌茂。島原で置屋を営む女将に田中絹代が、家業に反発し東京の音楽大学へと進んだ娘に久我美子が配役されていた。監督は溝口健二。一九五二年より、ヴェネツィア...
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