お飾り社長が異世界転生、現実世界よりさらに絶望的な立場にーー『汝、暗君を愛せよ』の後ろ向きな面白さ
最近出版されている、ネット発の異世界ファンタジーに、骨太な作品が増えている。本条謙太郎の『汝、暗君を愛せよ』も、その一冊といえるだろう。主人公の“ぼく”は、異世界の大国サンテネリ王国の若き国王、グロワス十三世に転移。これだけ見れば、よくある異世界転生ものだ。しかし“ぼく”が転移した切っかけは、自殺に...
みんなの反応
はてなブックマークでの反応
※メールアドレスは公開されません。